愛媛・大島の港に建つ、島と海をつなぐ交流拠点。定期船の発着場に面して、乗船待合所、島内案内所、特産品売場、喫茶休憩スペースをひとつにまとめた、約80㎡の小さな施設である。
建物のまわりをぐるりと「縁側」が囲む。定期船から降りた人を受け止める「みんなの広場」、散歩や観光の腰掛けとなる「島の腰掛」、そして車椅子でも上れるスロープでつながる屋根の上の「空の縁側」。誰もが気軽に立ち寄れ、360度、海と島の自然に包まれる。人の動きが外にあふれ、島のにぎわいの中心となり、秋祭の櫓としても使える。
施設は、家具の配置で使い方を変えられる1ルームとした。通常時は待合と喫茶、イベント時は売場、島の寄合では会議室になる。1.82mモジュールの愛媛産の杉・檜の一般流通材と折板屋根による、シンプルな木造の架構とし、風土に根差した大島のシンボルを目指した。